家庭での音楽教育の誤解について(2)

2012.11.19 01:18|みずかレッスン
さてさて。

もう1つ、(1)の中に書ききらなかったことなのですが。



「生の音楽を聴かせることで、子どもにクラシック音楽に興味をもってもらえるのではないか?」



と願ってらっしゃる親御さんはとても多いかと思います。


今回は、それについて私が、率直に、「はい」と「いいえ」両方の回答を提示してみたいと思います。



==「はい」の理由==

* 実際に演奏している人を見ながら音楽を鑑賞するのはとても魅力的です。
  
  中には、楽器が弾けるっていいなあ~と憧れをもって見聞きし始め、
  そこが音楽大好き人生のスタートになることもまれではありません。

* アコースティックの楽器は、電子音楽にはない穏やかな波動があります。
  これに普段から慣れ親しんでいると、激しい音楽ばかりを聴く人たちとは別のチャクラが反応します。
  
  クラシック音楽によって与えられる波動には、不安や不満といったネガティブなものが少ないので、
  心身へのマイナスな影響はまず見られません。(断言できる理由はまた別の機会に)
  
* オーケストラを聴きに行ったりして、いろいろな楽器の形や演奏方法を見たり、
  音色の違いなどを聴いたりするだけで、すでに学習になります。

* クラシックと一言に言ってもその中でもさらにジャンルが枝分かれしています。 
  「いろいろなクラシック」を聴いて、さらにクラシックの中身を掘り下げるということは、
  興味の減退を防ぐことにもつながります。 

* もしすでにレッスンに通って何か楽器を習っていて、もし先生が演奏会をされる場合は、
  入場に際して年齢制限が設けられていない限り、お出かけしてみましょう。
  
  自分が知っている人の演奏、というだけで、興味の幅がだいぶ変わります。




他にもいくつかありますが、おおまかにこんな感じでしょうか。





==「いいえ」の理由==

* 「はい」の理由で一番最初に書いたことに関してですが、<順序>を間違ってはいけません。
  お子さんに初めてクラシック音楽を聴かせるのがコンサート会場、というのは適切ではありません。
   
  コンサートに一緒に出かける前に、やはり前もって、親である皆さんが、お子さんの興味を
  損なわせない工夫をする必要があります。それが『普段から聴いて慣れ親しむ』ということなのです。

  でないと、せっかく会場に行っても、お子さんが全く集中してない、物音を立てる、
  トイレに行きたくなって曲中に席を立つはめになり周りの聴衆や演者に迷惑をかける、
  ということになりかねません(汗)。

  というか、興味がなさそうなら無理に会場に連れて行かないことです(笑)。
  ほら、ここでも「強制しない」が言えるわけですよ。

* 子どものためのコンサートなど、最近はいろいろ企画ものも多く提供されてますから、
  それに足げく通うことは、クラシックに少しでも興味のあるお子さんには楽しいかもしれません。
  ですが、そうでないお子さんにとっては、価値を見出してもらうのは難しいでしょう。

  実りをもたらすには、急に分からないものを示しても意味がありません。
  音楽は一種の言語(=何かを伝えるもの)であることを忘れないようにしましょう。

  もしあなたが誰かに、「一緒にギリシャ語を聞こう」と言われて急に連れて行かれて、
  (ま、そんな状況ないでしょうけど)ギリシア語を聞かされたらどう思いますか?

  ・・・って例えがいいかどうか分かりませんが(汗)。

* 親の皆さんが曲目を知らないのにお子さんにもそれを同じように聴かせる、というのは、
  あまりに投げやりです(笑)。

  修学旅行と一緒で、事前にちょっと情報を得ておくことで、意識の向け方が180度変わります。
  大人だけでコンサートに行って何の情報もなしによーし!と聴きに行ってみるという場合と、
  お子さんを伴って行く場合は状況が違うことを念頭に入れておきましょう。
    
  


・・・

貴族社会だった頃は、音楽は劇場で静かに聴くもの・・・ではなかった時期もあります(汗)。
ここでは書けないようなことがもぉいっぱいでたとえば(ピーーーーーーーーーーー)



(自粛)



ですが今は、クラシックのコンサートは静かに聴くというのが当たり前になってます。

クラシック音楽に慣れ親しんでいたり興味がない子にとって、また、
音楽とともに一緒に体を動かしたり揺らしたりしながら聴きたい音楽好きの子にとっても、
『長い間、静かにすわって聴く』というのは難しいことです。



しかし、もしそれができた場合は、忘れずに、思いっきり褒めてあげてください。



褒められたことが、しっかり記憶に残ります。

そうすると、自分はまるで少し大人になれたような気分になり、マナーが守れたことに自信が持てて、
また会場で聴いてみたい!となるのです。そんな「えっへん!」とさせてくれる雰囲気を
醸し出しているのも、クラシック音楽の特徴であり魅力なのかもしれません。


そして、お子さんにクラシックを、と勧める前に、
まずご自身でも親しんでみる、というステップを踏むのをどうぞくれぐれもお忘れなく^^。






テーマ:ピアノ
ジャンル:音楽

タグ:オランダ ピアノ レッスン 音楽教育

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☆Mizuka☆

Author:☆Mizuka☆


ピアニスト・ピアノ講師
おんがくのせんせい

「にんげん」が大好きです。



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義理人情に厚い群馬県
桐生市生まれ、みどり市育ち。
大間々中学校→
桐生女子高校英語科→
新潟大学教育学部→
新潟大学大学院→
デンハーグ王立音楽院→

毎日が、今の自分をさらに
自分らしくしていくための
修行になってます。

今までいろーんなことを
書いてきましたけども、
これからもますます
私らしく生きながら、
日々思うこと考えることを
綴っていこうと思います。

ピアノの教育についても
独自のセンスでスパッと
斬っちゃいますよ(笑)。

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