音楽家に絶対言ってはいけないこと

2014.06.24 23:38|瑞香が「ばっさり」
最近FM出演のお知らせやコンサートのご感想などをアップする以外に
全く記事らしい記事を書いてないので、とうとう、「最近あんまり書かないね」と
数名の方からおんなじよーな時期にツッコミを頂いてしまいました (-_-)/~

書き残したいと思ったことがいろいろあって、どうしようかなーと思っているうちに
というよりゆっくり頭をめぐらせる精神的な余裕がない状態が続いているため(汗)
書けなかったのよっやややんやん♪、というのが正直なところ・・・

ちなみに、タイトル「みずかおん」ですが、このたび「みずか・おん」に変更しました( *´艸`)
なぜなら今までの個人事務所名「fortunata productions」をこの「みずか・おん」に改めたからです。
小さな変化ですが、一応お知らせです^^。そのうちサイトもリニューアルしますのでお楽しみに。




さて。




久しぶりに瑞香が書くんだから、何か元気を与えてくれるような内容かな?と期待された方、
ごめんなさいw。今回、どっちかっつーと、バッサリとぶった斬るほうです(爆)。

もしかすると、同業者の方が「そうそうそうそう!よくぞ言ってくれた!」と
川平さんのクウ~的スタンディング・オベーションをしてくれるかも?
という内容になる予定です(笑)。

これからぶった斬りますが、書きながら噴火しないようにオブラートにうすーくうすーく包んで
龍○散も飲みやすいほどのつるっとしたのどごしで軽くいきたいと思います。





<音楽家に絶対言ってはいけないこと>


「そんなつもりじゃなかったんだけどね」は許されません。なにせ絶対言ってはいけないので。
なぜならそれは、音楽家にとって地雷であり、ぐっさり突き刺さる言葉の刃だからです。
その地雷を踏んだなら、その相手の音楽家からしばらく根に持たれることを覚悟して下さい。

もしも地雷を踏んでしまったと気づいたなら、気づけたなら、即座に謝罪しましょう。
気づいてくれただけでも御の字、とその音楽家はあなたを許してくれるでしょう。多分。


そして、ここでいう音楽家は、あくまで『プロの音楽家』のことですので、
アマチュアとははっきり区別させて頂きます。


世の中には、仏のような音楽家もいて、何を言っても許してくれる人もいるかもしれませんが、
私は仏ではなく、生身の身体をもってこの世に生まれた人間であり、音楽を生業とするなんつー
この世の中でもかなりのいばらの道的人生を選んだ人間なので、こんなことを言われたら
普段ヘラヘラしているこの私でも即スーパーサイア人になりますのでご注意下さい。



・・・って感じで、いくつか書いてたら全然オブラートに包まれなくなっていて、
太平洋に新しい島が1つできそうな勢いだったので削除しました(爆)。
ばっさばっさ斬りすぎるのは私の本望ではないので、自分の本番も近づいているし、
それと関係する内容に限定して今回は書くことにします(汗)。

いやー、あぶないあぶない。



あのですね




音楽を生涯の生業として、経済的にも精神的にも一生厳しさが続くことを知りながら
あえて音楽家として一生懸命活動している人に対して



「なんだ、招待券くれないんだ」

「タダ券ないの?」

「無料なら行ってもいいけど」



は、冗談でも口が裂けても絶対に言ってはなりません。



理由その1・ 演奏会をやってもほとんど収入にならない

コンサート、リサイタルのチケットの価格は、たいてい4ケタです。
価格帯は確かにピンキリですが、それイコール演奏家や団体のレベルではないことは
ここであらかじめ断っておきます。

そして、満員か、ほぼ満員にならないと、演者の収入(黒字)にはつながりません。

私はピアニストなので、自分のリサイタルを例にするならば、それを開くにあたって、
会場費(どの曜日のどの時間帯に使用するかで値段が変動する)、
冷暖房費、
ピアノを使うならピアノ使用料と調律代、
当日スタッフをしてくれる方たちに払う謝礼、
宣伝して集客しなければいけないのでチラシを作るとなるとそのレイアウトと印刷代、
チケットとプログラムの製作費・・・などなど、
本番前からすでに支出がかさみ、マイナスからスタートしているのです。

「好きなことを職業にしているから、好きでやってるんだから、いいじゃない」
と言われると、確かにそうなのですが、これも正直辛いものがあります(汗)。
なので、自分で先回りしてポロッとそう口走ってしまうこともあります(泣)。

普段練習だけしてあとは本番で弾くだけ、という演奏家は世界にほんの一握りしかいません。



理由その2・ 集客は常に悩みのタネ

私は幸い、サポートしてくれる友人知人たちに恵まれています。ありがたいことです。
今夏のリサイタルに向けても、非常に協力的な仲間たちが支えてくれています。
ですが、どこまで集客につながるかは当日まで未知数なのです。

音楽の職業は、残念なことに、何においても全く保証がありません。

プロの音楽家は、それを承知でやっているのです。そして、不安はいつも隣り合わせ。
お客様の人数に関係なく、その時の最高の演奏ができるように日々練習しているわけです。

しかし、たとえお客様がたった数名だろうと最善を尽くそう!と普段から思っていたとしても、
本当にそうなったらやっぱりショックなのです(幸い、おかげさまでそうなったことはありませんが)。

一方で、たくさんの方にご来場頂くことで収入につながればもちろん大変ありがたいのですが、
それだけではなく、根本的なところで、まずは「聴衆の皆様あっての演奏会」ですから、
音楽家としてはやはり、たくさんのお客様に聴いて頂きたい!とみんな切実に思っているわけです。
そして、お代以上の価値を見い出して頂けるような演奏をしようと日々練習に励んでいるわけです。



また、プロの演奏家としてコンサートに出演しても「ノーギャラ」だってこともありますorz。
チケット代がそこそこ高めの値段なら、その一部が出演料になるんでしょ?は大間違い。
チケットノルマ制で、売れなかった分は自己負担とか、プロだってやってるんです(汗)。

それでも音楽をやりたいからやってるわけですが、本当に大変ですよ。



そこで考えてみて下さい。「タダだったら行くよ」「タダ券ないの?」と言われた時のことを。



それは同時に、

あなたや、あなたのやっていることに価値を感じないから、
タダだったら聴きに行ってやってもいいよ

ラーメン屋さんのご主人に、
「精魂込めて作ったラーメンかどうか知らないけど、タダだったら食べてやってもいいよ」

・・・と言っているのと同じこと。


なぜ音楽家や音楽(とくにクラシック!)だとこう言われやすくなっちゃうんでしょうね?
本当に難しい世界だな~って、自分で音楽家やってて思いますよ。


時々、「あたし、何やってるんだろうな・・・」って考え込んだりすることだってあります。
それでもピアノを弾いているんです。私にはこれしかないので。





クラシック音楽がなくても生活に問題ないし生きていけるし~、と思っている方。
だったらサッカーの応援で二度とヴェルディのメロディーが使われなくなることを想像してみて下さい。
グルメ番組でだってふんだんにクラシック音楽が使われているので、
その時に、ミュートで一度それを見てみて下さい。
音楽がないだけで高級感やおいしさを感じる気分などが一気に半減しますから。



大変ありがたいことに、友人知人数名に、すでにチケットをお買い上げ頂いています。
自分の手からチケットが離れていくさまを見るのは、いつも感慨深いものがあります。
感謝の気持ちでいっぱいになります。そして、励みになります。
どれだけありがたいことなのか、私は言葉で表現しきれません。

言葉で表現しきれないから、私は音で表現しているのかもしれません。



・・・はぁ。

よし、明日も練習がんばろう。




ご精読感謝いたします。




テーマ:ピアノ
ジャンル:音楽

タグ:ピアノ 遠藤瑞香 リサイタル 音楽家

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プロフィール

☆Mizuka☆

Author:☆Mizuka☆


ピアニスト・ピアノ講師
おんがくのせんせい

「にんげん」が大好きです。



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義理人情に厚い群馬県
桐生市生まれ、みどり市育ち。
大間々中学校→
桐生女子高校英語科→
新潟大学教育学部→
新潟大学大学院→
デンハーグ王立音楽院→

毎日が、今の自分をさらに
自分らしくしていくための
修行になってます。

今までいろーんなことを
書いてきましたけども、
これからもますます
私らしく生きながら、
日々思うこと考えることを
綴っていこうと思います。

ピアノの教育についても
独自のセンスでスパッと
斬っちゃいますよ(笑)。

コンサート情報


4月16日(日)
松濤サロンコンサート

5月28日(日)
ガラコンサート

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